オークランド日本語補習学校の特色
オークランド日本語補習学校は、オークランドおよびその周辺に在住の日本人で、日本の義務教育学齢に相当する児童・生徒を対象にしています。日本の学習指導要領に基づいたカリキュラムで、国語を中心に教育することを目的に1972年に設立されました。
また、子ども達がお互いを尊重し助け合いながら学習し、国際人として必須である豊かな心と知を共に育み、人間形成をする場でもあります。教職員はそのお手伝いをしています。
本校は世界に数ある補習校の中でも、いたってユニークな学校です。火曜日から土曜日まで開校していて、子どもたちは週1日~3日登校して来ます。Aコース・Bコース・Sコースという3つのコースで構成されていて、ご家庭の目的に合わせて選んでいただけます。
Aコースは、帰国時にスムーズに日本の教育に適応できるように研究されたカリキュラムで授業を行っています。一方、Bコースは個々の習熟度を考慮しながら、日本の指導要領に基づき国語を中心に学習しています。さらに、本校から遠くにお住まいの方にも通い易いよう設けられたのが、Sコース(土曜クラス)です。限られた授業時間内で最も効果的に学べるようにカリキュラムが組まれています。
Aコースをはじめ、Bコース・Sコースが高い教育水準を保っているのは、この独特なカリキュラムによるところが大きいと思われます。近年本校から帰国した子どもたちの進路としては東大、早稲田、慶應、ICU、学芸大付属などがあります。各々、希望した高校・大学で元気に学んでいると便りが届いています。
入学式、卒業式、林間学校、運動会などの行事も子どもたちの思い出に強く印象付けられるものであり、オークランド日本人会主催の餅つき会、ソフトボール大会への出場、ジャパンデーへの参加など、教室以外の場にも教育の機会を広げています。